皆さまはドックコネクタと聞いて何を思い浮かべますか? 多くの方は充電機能を想像されるのではないでしょうか。 実際に充電機能の役割で間違いがありません。 しかし、充電機能の役割だけでないのがこのドックコネクタです! 今回はそんな奥深いドックコネクタについて、充電の事から他機能、修理についてまでを紹介していきます! -----
ドックコネクタにはどんな機能があると思いますか? 主な役割としては、充電機能になりますが他にもバイブレーターやスピーカーの経由コネクタや、音を拾うマイクなどの役割も担っているんです。 実はiPhoneを使用するにあたりかなり重要なパーツが揃っていますよね。 では、一つ一つフォーカスを当てて紹介していきましょう!
先ずは、馴染みのある充電機能についてです。 皆さまご存知のようにiPhoneはlightningコネクタとtype-Cコネクタがございます。 lightningポートはiPhone5c~iPhone14シリーズまで対応しています。 type-Cポートは2023年に発売されたiPhone15シリーズから新しくリニューアルされ搭載されるようになりました。 type-Cポートは発売されたばかりのためまだ故障や違和感を感じる方は少ないかと思いますが、lightningポートは劣化していると感じる方もいらっしゃるかと思います。 差し込み口が緩くなっていたり、接触が悪くなっているなど経験がある方も多いのでは無いでしょうか? 充電の差し抜きを繰り返すため接触部分が擦れて壊れたり、接触が悪くなり充電しずらい症状が起こることがございます。 また、充電不良で多いのは差し込み口にホコリやゴミが溜まって奥まで差し込めず充電ができないということもあります。 ゴミやホコリが溜まっている場合は綺麗に取り除くことで問題なく充電できるようになることも多いです! ただし、強く掻き出したり引っ掻いたりすると端子部分を傷つけて故障の原因に繋がることもあるので気をつけてクリーニングをする必要があります。 他にも、接点復活剤というものを塗り込み接触が復活する場合もありますが、それでもダメな場合やぐらつきのあるものはワイヤレス充電で代用してみるか、コネクタの交換がおすすめです! 次にマイクについて紹介していきます! 電話などで自分の声を読み込むマイクも実はドックコネクタに繋がっています! 相手に相手に自分の声が聞こえていない、もしくは聞こえずらいという症状で相談される方もいらっしゃいます。 その場合は大方コネクタが故障しているか、内部にホコリが溜まっていることなどによって出る症状です。 他にもバイブレーターが作動しなかったり、作動しても通常時に比べバイブレーションの反応がおかしかったり 、スピーカーがこもって聞こえたりと様々な症状に対して原因となる可能性がコネクタにはあります。 バイブレーターやスピーカーは直接ドックコネクタにくっついている訳ではありませんが、動作をするための中継になっているのでドックコネクタが故障してしまうと個々のパーツも作動しなくなってしまう場合があるのです。 ただし、バイブレーターやスピーカー自体が故障していることもあるため必ずドックコネクタで症状改善するとは言いきれません。 このようにドックコネクタには様々な機能がありひとつのパーツとなっています! -----
続いては、「lightningコネクタで液体が検出されました」という文言が出てくる症状について紹介します! 皆さまはこちらの警告文が出てきて充電ができなくなったことはあるでしょうか? 梅雨や水場への外出が増える夏などによく見られるエラーメッセージとなっています。 このメッセージが出る原因もいくつかあるので、こちらで紹介します! 先ずは、水没が原因の場合です。 コネクタや充電ケーブルが濡れている状態で充電をしようとすると「lightningコネクタで液体が検出されました」という警告メッセージが表示されることがあります。 こういった場合どう言った対応をすればいいか迷ってしまう方も多いかと思います。 ぜひ、以下の対応をしてみてください! ご存知かと思いますがiPhoneは7以降の機種から防水加工が施されています。 ですが、あくまで日常の生活防水のため加工がされていても液体や湿気、ホコリなどには弱いことは変わりありません。 意識していなくても雨が少しかかったり、濡れた手で触ったりするだけで水没してしまうこともあります。 最新の情報では、iPhone16シリーズも充電中に液体が検出された際に「液体検出が確認されました」と表示されるされることが確認出来ました。 警告文が出てしまったら、即座に充電をやめて端末の電源を切りましょう。 iPhoneが濡れている恐れがある中で充電を続けると内部基盤やパーツがショートしてしまう恐れがあります。 電源を切ってしまえば通電を防ぐことおができるため内部機器の破損を抑えられます。 次に乾燥したタオルなどでコネクタ付近を拭き取り、風通しの良いところで自然乾燥させてください。 この時焦ってドライヤーなどを使うと帰って故障に繋がることがあるので、あくまで自然乾燥をしてください。 充分に乾燥させたら再度充電し問題なく充電がたまれば対処完了です! すぐに対処すれば水没させず、ドックコネクタも無事に使える可能性があります! 次は、ケーブルの相性が原因の場合です。 実はこの「lightningコネクタで液体が検出されました」という表記。 液体に濡れていなくても表示されることがあります! では、どう言った時に出てくるかと言うと、、 特定の充電ケーブルを使用した際にエラーメッセージが出ることが確認されています。 使用しているケーブル自体の故障の場合もありますが、よくある事例として「MFi認証」を得ていないケーブルで起こることがございます。 100均などで販売されているケーブルはMFi認証を受けていない場合が多いです。 MFi認証とは、Apple社が定めた性能基準を満たしたサードパーティ製品につけられる認証制度です。 Apple社では、MFi認証をされていない非認証品を使用すると下記にような問題が生じる可能性も説明しています。
----- ・iOS デバイスが損傷する場合がある ・ケーブルが損傷しやすい ・コネクタの端子が外れる、非常に熱くなる、またはデバイスにしっかりと収まらない ・デバイスを同期または充電できない ----- 引用 : Apple https://support.apple.com/ja-jp/111103 もし、液体に濡れた記憶が無い状態で警告メッセージが表示された際は1度Appleの純正ケーブルやMFi認証がされているケーブルで充電できるかお試しください! ----- 如何でしたか? ドックコネクタの奥深さに気づいてくださいましたか? ドックコネクタやiPhoneにはまだまだ広まっていない症状などがあります。 パーツの故障が疑われたり、謎の警告文が出たりと不安な症状があればぜひお気軽にご相談ください! 以上、スマホクリニック ラスカ小田原店でした!