突然起こるリンゴループ

~原因・解決策などご紹介！~

 

 皆さんは「リンゴループ」という現象をご存知ですか？

日常的にiPhoneを起動していると思いますが、その際にAppleのロゴマークであるリンゴマークが画面に出てきた後ホーム画面に移行すると思います。

しかし、お使いの端末がリンゴループに陥っている場合、リンゴマークの画面がずっと出続けてしまいホーム画面に移行すること

ができず正常に起動できなくなってしまいます。

こうなってしまうと、一切の操作ができずデータのバックアップなどの取れない状態となるため、

新しい端末を買ったとしてもデータを移行することができないのです。

この現象は１つの原因で発生するのではなくさまざまな原因によって引き起こされるため、ユーザーにとって非常に厄介な問題です。

今回は修理依頼でもよくあるリンゴループについての原因、陥った場合の誰にでもできる対処法についてなどを詳しく紹介をしていきますので、この情報が皆様のお役に立てれば幸いです。 

 

リンゴループの様々な原因について

リンゴループにはさまざまな原因があり突然症状が発生する場合が多いです。

主な原因といたしましては、

 

• ストレージの容量が足りていない
  
  
• アップデートの不具合による失敗
  
  
• 各部品の劣化や故障
  
  
• 水没や端末落下による外的要因

 

が候補として挙げられます。

なので、まずはこの4つの原因について詳しく紹介していきます。

 

1. ストレージの容量が足りていない

リンゴループの一番の原因となっているのがストレージ不足となります。

ストレージ不足の状態になるとリンゴループやアプリの動作が重くなってしまう、アップデートができないなど多くの問題が発

生する可能性があります。

対処法といたしましては、写真や動画をたくさん撮る、アプリなどたくさん使われる場合は容量の多い端末を選ぶのが大事となってきま

す。

端末購入時[512GB、256GB、128GB]などの表記を見たことあるかと思いますが、こちらが端末のデータなどを保存できる最大

容量となっています。

なので、自分がどのくらい容量を使用するのか確認してから見合った容量のものを購入しましょう。

また、端末の購入予定がない場合の方でしたら、iCloudやiTunesを使用して定期的にバックアップを取って古いデータなどは削除するようにしてストレージ容量に余裕を持たせるようにしましょう。

 

2. アップデートの不具合による失敗

リンゴループの原因の2つ目は、アップデートの不具合による失敗です。

こちらは、iOSのアップデート中にエラーが発生した場合デバイスが正常に起動できなくなることがあります。

エラーが発生しやすくなる原因といたしましては以下のような状況が考えられます。

 

• アップデートの中断: アップデート中にインターネット接続が失われたり電源が切れたりすると、インストールが不完全になりリンゴループが発生することがあります。
  

• 新しいiOSのバグ: 新しいバージョンのiOSにバグが含まれていることがあり、これが原因でデバイスが正常に動作しないことがあります。

 

こういった原因で症状が起こってしまう可能性があるので、アップデートの際はWi-Fiの接続が切れないあるいは弱い環境で行わないようにしましょう。

また、上記の項目「ストレージ不足」も関係していますので、アップデートする際はストレージ容量に余裕を持たせるようにしましょう。

 

3. 各部品の劣化や故障

リンゴループの原因として各部品の劣化や故障が挙げられます。

この問題はデバイスが正常に起動できない状態を引き起こすことがあり以下のような原因が考えられます。

 

• バッテリーの劣化: バッテリーが劣化するとデバイスに安定した電力を供給できなくなります。これにより、起動時に必要なエネルギーが不足しリンゴループに陥ることがあります。

•  ロジックボードの故障: 水浸や衝撃によってロジックボードがショートしたり接触不良を起こすとデバイスはリンゴループに陥る可能性があります。

• ストレージの故障: ストレージ内のデータが破損している場合、そのデータに依存するシステムが正常に動作せずリンゴループを引き起こすことがあります。

• その他のハードウェアの問題: 画面や内部センサーが正常に機能していない場合、デバイスが適切に動作しないことがあります。これもリンゴループの原因となることがあります。

 

こういった各部品の故障がリンゴループの原因に繋がることがあり、これらの問題は自己解決が非常に難しいものとなっております。

なので、当店のような修理店にお越しいただいて劣化した部品を交換してもらい、お使いの端末を定期的にメンテナンスしてもらうようにしましょう。

 

4. 外部要因

上記にも記載しましたが、外部要因もリンゴループの原因となることがあります。

例えば、デバイスの物理的な損傷や水没は内部コンポーネントに影響を与えリンゴループになってしまうことがあります。

特に水没は回路にショートを引き起こす可能性があり、リンゴループよりも深刻な問題を引き起こすことがあります。

なので、日常生活で端末を落としたり水に落としたりしないように丁寧に取り扱いうことが故障を未然に防ぐ鍵となります。

 

必見！リンゴループの誰にでもできる対処法！

ここまでリンゴループの原因について紹介していきました。

続いては、皆様が一番知りたいであろうリンゴループに陥った際に誰にでもできる対処法について紹介していこうと思います。

 

1. 強制再起動を試みる

もしもリンゴループになってしまった場合は、まずはデバイスを強制再起動してみましょう。

これにより、問題が一時的なものであれば解決することがあります。

iPhoneのシリーズごとに３パターンの強制再起動の手順がありますのでそちらをご紹介いたします。

 

• iPhone 8以降: 音量アップボタンを押してすぐ放し、音量ダウンボタンを押してすぐ放し、その後サイドボタンを押し続けます。

• iPhone 7/7 Plus: 音量ダウンボタンとサイドボタンを同時に押し続けます。

• iPhone 6s以前、iPad、iPod Touch: ホームボタンと上（またはサイド）ボタンを同時に押し続けます。

 

この作業を行う事により直るケースがございますので、是非一度やってみましょう！

 

2. リカバリーモードの利用

もし強制起動で直らない場合はリカバリーモードを利用しましょう。

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